リフォームと建て替えとどちらが良いのでしょうか？

地盤が軟弱で家が傾いている、基礎にヒビが入っている、湿気のため柱が腐っている、白蟻の被害が大きい…などのように、リフォームでは根本的な解決が難しい場合は建て替えを選択する方が賢明です。

耐震性については、昭和56年度に建築基準法が改正される前の、旧耐震基準で建てられた住宅は耐震性に問題があるので、リフォームを選択する場合は、耐震診断と耐震補強が必要と考えられるので、その費用も考えておきましょう。
一般的には、基礎や構造に問題がある場合は、新築と同じ位のリフォーム費用が掛かる可能性があります。

一般的には、「希望するリフォームに掛かる総額が建て替えに要する総額の80％を超える場合は建て替えた方が良い」と言われています。

建て替えは建物全体なので解体撤去や処分費用が多くかかり、工事費以外に二度の引越し費用、仮住まい費用、建築確認申請や各種検査、登記などの費用がかかるので、これらを含んだ総額で判断することが大切です。

したがってリフォームしたい部分が家の大部分で多額の費用がかかるときは、建て替えを考える方が良いでしょう。
建て替え資金を借り入れによる場合、世帯主の年齢によっては銀行からの借り入れが出来ない場合があります。
二世帯住宅にする場合は、建て替えも選択肢として考えられます。

全面道路の幅やセットバック、建ぺい率、容積率など敷地の状況によっては、現在の法規に従って建て替えると元の家より狭くなったり、建て替えそのものが困難になる場合があります。

こういう場合は、リフォームを選択することになります。