新築したばかりの家なのに、風呂に入っている時やキッチンなどで水を使って、蛇口を閉めると、「ドーン」とかなり大きな音がすると言うクレームがあります。
この音はウォーターハンマーと言われる現象です。
各市町村の水道局は水道管のサイズを決めていますが、一戸建て住宅の場合概ね13〜25mmが標準で、蛇口の水道管は13mmが標準です。
ウォーターハンマー現象は、水道管を流れている流体(水、湯)を急停止させると、配管内に急激な圧力上昇(水圧変動)が生じ、「過大圧力波』(衝撃波)によって衝撃音が発生します。
試しに水、湯をゆっくりと止めてみると音はしないと思います。もし、それでも起こるようでしたら、ほかに原因があるのかもしれません。
全自動洗濯機やシングルレバーの普及により、水や湯を急停止させることが多くなったことや、住宅の機密性が高くなったこと、3階建て住宅の普及で給水圧力が増加傾向にあることなどが原因だと言われています。
ウォーターハンマー現象をそのままにしておくと、配管の振動による騒音、配管の接合部からの漏水や破裂、給湯器などのセンサー故障など…があります。
解決策としては、ウォーターハンマーの低減機構付きの洗濯機用水栓金具やシングルレバー水栓金具などが販売されており、ウォーターハンマーを緩和できます。
いずれにしての建築会社に相談されることをお勧めします。