【1】 太陽光発電(ソーラー発電)システム
● 自宅の屋根に設置した太陽電池で、無尽蔵の太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換して生活に必要な電気を生み出すものです。
● 電力会社の配電する商用電力と連結することによって、発電した余剰電力を電力会社に売り(売電)、逆に電気が不足したら電力会社から買う(買電)という総合的なシステム。
● 地球温暖化、地球環境の破壊、地球のエネルギー資源の枯渇などの対策として、普及が急がれます。
【2】 本当に家計の足しになるの?
国は低炭素社会の実現の一環として、太陽光発電システムを設置した場合の補助金制度を再開しました。
また地方自治体でも補助金が出るところもあり、太陽光発電を導入する家庭が増えています。
しかし、お客様にとっては、補助金で初期費用が下がっても、「元が取れる」かどうかということが一番の関心事ですが、現状では難しいと思います。
国からの補助金は1キロワット当たりの7万円ですが、設備と架台、工事費を含め1キロワット当たり70万円以下の販売価格の商品に対してのみ適用されます。
太陽光発電システムは、一般家庭で3.5キロワットが設置の目安ですが、1キロワット当たり70万円とすると245万円掛かり、、国の補助金が24.5万円です。
これに自治体の補助金を加えても差し引きの費用はかなり高額です。
今は太陽光発電の余剰電力の売電価格は一キロワット当たり24円ですが、2010年を目安に約倍になると言う計画がありますが、これが実現すれば約10年以内で投資額が回収できると言われています。
従って、「元を取る」と言うのは現時点では難しいと思いますが、導入する家庭が増えているのは、それだけ環境問題に対する意識が変わってきたということです。
但し、太陽光発電は、地域や屋根の形状、向き、周囲の環境などによって発電効率が異なり、シュミレーション通りに行かないことも多く、業者の説明不測によるトラブルも多いので注意してください。