部屋の中のインテリアとして、特に目に付くのが面積の大きいカーテンです。
したがって、カーテンによって室内のイメージを大きく変えることができますが、逆にカーテン選びに失敗すると、チグハグな感じになってしまいます。
カーテンのショールームに行くと、沢山の色や柄で目移りしてしまいます。
そんな時、いったい何を基準に選んだらよいのでしょうか?
カーテンは窓の大きさや、通風・遮光・断熱性・外からの視線のカットなど、求める機能は色々で、一軒の家の中でも、窓の場所によって求める機能は違い、カーテン生地の選び方、デザインの決め方も変わります。
「部屋を広く見せるなら」という視点で選ぶ場合は、壁と同色または同系色を選ぶことが基本です。
カーテンは閉めた状態の時に、布の面積が大きくなり、その存在感を発揮しますが、カーテンの色が同色だと、壁と連続し広く見せることが出来ます。
ショールームに並ぶきれいな柄のカーテンを見ていると、同色ではちょっともの足りないと感じる方もいらっしゃる方もかもしれません。
外国のインテリア雑誌を見ると、かなり大胆な柄のカーテンが多くありますが、ヨーロッパの住宅は石造りから発展し、幅が狭い縦長の窓。
一方日本の住宅の窓は、木造の柱と柱の間が窓になっている幅広の窓から発展しているため、窓の面積と縦横の比が違うので同じデザインのカーテンと言う訳にはいきません。
柄物や壁と大きく違う色を使う場合は、部屋全体に対するカーテンの面積のバランスを調整し、カーテン以外の色数を少なく押さえれば、比較的うまくまとめることができます。